先日、『線一本からはじめる伝わる絵の書き方 ロジカルデッサンの技法』を読みました。デッサンというと、アートよりなイメージを受けますが、グラフィックデザイン(デザイン全般)にとても必要な内容に感じました。
線一本からはじめる伝わる絵の描き方 ロジカルデッサンの技法 まったく新しいデッサンの教 [ OCHABI Institute ]こんな方におすすめです!
・グラフィックデザイン初心者
・グラフィックデザインを独学で始めたいと思っている方
・企画など思考をまとめたいと思っている方
・プレゼンテーション資料を作成したい方
・新しいアイデアに出逢いたい方
この本を読むと・・・
・グラフィックデザインを考えるスキルが向上します。
・アイデアを考えるのに役に立ちます。
・企画などプレゼンするのに役立ちます。
・自身の人生がクリエィティブになります。
・スケジュール・ノートなどがクリエイティブになります。
Contents
詳細は実際に手にとってみてください!
当記事は当方の思考やポイントを整理しテキスト化しました。
このテキストを読むことによって、この書籍に対するイメージが湧くのではないかと思います!
【グラフィックデザイン初心者向け】線一本からはじめる伝わる絵の描き方 ロジカルデッサンの技法【書評】
本書より感じた重要なポイント1
デッサンに対するロジカルな思考を把握する
ラフな下書きやイメージを具体化するのにビジュアルを活用することがあると思います。ビジュアルを描くのが上手な人は”生まれつき””天性”と思っていましたが、誰でも上手に描ける!再現性があるロジック(理論)が存在することを知ることができました。
グラフィックデザイナーとして活用できるポイント
ロゴ制作やビジュアル、アイデアレベルのデザインの全体像を明確にしたい時・・・ぼんやりとした自分の思考のまとめるのに役立ちます。自分で把握するためのだけに描くビジュアルは、自分が把握できれば良いですが、そのビジュアルのクオリティが高ければそのまま素材として活用することもできますし、アナログ的なアプローチを演出することもでき、グラフィックデザイナーとしてもスキルの幅が広がります。
本書より感じた重要なポイント2
リサーチをする
ビジュアルを上手に描くためには詳細までリサーチすることは大切な要素ということが理解できます。
グラフィックデザイナーとして活用できるポイント
グラフィックデザインの仕事もリサーチする作業はとても大切です。リサーチする習慣が強化されることはクライアントにより良い提案ができることに繋がります。プレゼンやストーリー語ることも多いので、詳細情報を把握していると自信を持って挑むことができます。
本書より感じた重要なポイント3
補助線を活用する
いきなり描くより、補助線を書くことによってクオリティの高いビジュアルが安定的に描けることが理解できます。
グラフィックデザイナーとして活用できるポイント
ロゴマーク制作などにおいて顕在化している部分とそのマークを描くための補助線が再現性を担保するのに重要な役割を果たします。
本書より感じた重要なポイント4
骨格を描いてみる
ビジュアルを書くのに補助線を書いてから描くことはなんとなくデッサンの授業で習ったと思うのですが、ビジュアルの骨格を捉えて描くとクオリティが上がるということの重要性が理解できました。
グラフィックデザイナーとして活用できるポイント
ビジュアルの骨組みなどを捉えることによって物事の本質・ポイントが見えたり、簡素化する際のプロセスが理論的に語ることができ、クライアントにストーリーなどを説明する時などに役立ちます。
本書より感じた重要なポイント5
イメージをデッサンにしてみる
思考していることを顕在化させると明確になることや解決への糸口が見つかることがあります。
グラフィックデザイナーとして活用できるポイント
グラフィックデザイナーとして仕事はアイデアや情報など無形のものを有形、顕在化(可視化)することがほとんどです。その作業を行うのにデッサンはとても有益です。自分はもとより、メンバーにシェアする際も役立ちます。
本書より感じた重要なポイント6
詳細に描く
漠然と描くのではなく、リサーチをして細部まで詳細に表現する。
グラフィックデザイナーとして活用できるポイント
クライアントのタイプにもよりますが、微妙なニュアンスの違いを求められることが多々あります。普段からビジュアルに限らず、情報に関しても細部まで把握することは非常に重要で、最良のトレーニングになると思います。
本書より感じた重要なポイント7
シンプルに描く
線やタッチ数を減らしてビジュアルなどを描く訓練をすると特徴やポインを捉えることができます。
グラフィックデザイナーとして活用できるポイント
ロゴマークやピクトグラムなどメツセージを抽象化することもグラフィックデザイナーの仕事としては多いです。詳細を描いてからシンプルにしていくプロセスを身につけておくことは重要で、クライアントに対する提案の幅も広がります。
本書より感じた重要なポイント8
トーンを意識する
描く際の濃淡を意識することにより、表現の幅が広がります。鉛筆などシンプルな道具しか使用しない時には効果的なテクニックの重要性が理解できます。
グラフィックデザイナーとして活用できるポイント
表現方法の幅が広がります。同じカラーでも濃くしてみたり、淡くしてみたり、
それを組み合わせてみたり、組み合わせる比率を変えてみたりと、アプローチのバリエーションが増えるスキルに繋がります。
本書より感じた重要なポイント9
視点を意識する
どのポイントからみて描いているか?を意識して、統一感を持って(同じルールで)描くことの重要性が理解できます。
グラフィックデザイナーとして活用できるポイント
視点を定めて構成することは統一感のあるビジュアルを作成することができます。また、視点を変えていくことで、自分でも気がつかない発見や新しいアプローチが生まれたりもします。(思考もビジュアルも)
サマリー(まとめ)
デッサンは芸術よりのスキルのイメージが強いですが、グラフィックデザイナーにはとても必要なスキルと感じました。確かにビジュアルをどう描くか?クオリティ高く描けるようになることも大切ですが、手を使ってビジュアルを描くことでアイデアを顕在化できたり、視点を変えたり、詳細に描いたり、シンプルに描いたり、などビジュアルに対して色々なアプローチをすることでクライアントに提案する幅が増えることはもちろん、グラフィックデザイナーとしてのスキルアップに繋がると思える良書でした。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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